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今回もコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
トランプカードを当社の事業にみたてた「横浜三塔」シリーズの第四章“エース編”では、最弱から最強へと変わるエースになぞらえ、当社が取り組む新たな技術分野を紹介します。
(ご参考:横浜三塔物語 〜J.Q.K.A.は何処か、ご存知ですか?〜)
エース(Ace)はトランプで1の札ですが、切り札として“最強”を象徴する存在です。“エース・パイロット”、“エース・ピッチャー”など一流を表す言葉でも使われます。
また、“Ace in hole(秘密兵器)、“To have an ace up my sleeve“(奥の手を持つ)といった慣用句にも登場します。
今回は、当社の新たな取り組みである「エッジAIエンジニアリング」に関連したブログ記事をご紹介します。

■今回のピックアップ・ブログ
AIのキーコンポーネントとしてはGPGPUが注目されていますが、コスト・電力・メモリ帯域などの性能面での課題も顕在化しています。推論用に特化した新しい制御方式のAIチップの開発が目覚ましい中、産業分野などで現場のエッジ分野(クラウドに対してエッジ)でのAI利用が加速しています。
「フィジカルAI」とはロボットやセンサーなどのハードウェアを通じて、現実世界(物理空間)に直接働きかけるAIです。
生成AIの高度な推論とロボティクス技術との融合により、人間だけが担っていた複雑な物理作業も自動化に向かっています。
エッジAIエンジニアリングサービスは、論理設計技術を活かした専用チップの実装設計を支援し、サイズ・コストと性能の両立を実現するためのパイプライン化やチップ分割などの手法によりリアルタイム性やセキュリティの強化をはかります。
(ご参考:ニュースリリース:エッジデバイスへのAI機能の実装最適化を支援する「エッジAIエンジニアリングサービス」を販売開始)
ここで、横浜三塔に続く、エースのドームについて少しご説明します。
横浜三塔の誕生より後に4番目のエースとして県立歴史博物館のドームが加えられました。
このドームは、横浜正金銀行として建てられた後、関東大震災の火災を経て復元され、現在は博物館として利用されています。
次の写真をご覧になるとわかると思いますが、丸窓や“ドルフィン”と呼ばれる装飾を備え、外観は丸みを帯びていますが、実際には、とても美しい八角形の構造です。

エースのドーム
カードのエースの話にもどります。 初めは数字として最弱だった1のカードも、ゲームの時代における発展にともない、まるで覚醒したかのように、段々と特別扱いされて成長し、エース(最高、一流)となりました。チェスにおいても最弱のポーンの駒は、相手陣地の最も奥に入ればクイーンやビショップ、ルークなどにプロモーションします。 そんな高い成長ポテンシャルを秘めた「エース」を、本コラムでは当社のビジネスの中でも今後、大きな成長が期待される注力事業である「エッジAIエンジニアリング」に見立てて、2件のブログをご紹介いたしました。

さて今回の記事の中で、エースについて『覚醒』という言葉を、“眠りを解かれ目覚める=成長(プロモーション)”の比喩として取り上げましたが、一般的に『覚醒状態』といえば、リラックス時のα波と、集中時のβ波が同時に見られる、いわゆる“ゾーン”や“フロー”の状態を指すことが多いように思います。
スポーツや仕事の場面でも能力を最大化しやすく、どうゾーンに入るか、またゾーンの状態をどう維持するかという研究やメソッドが注目されています。
ただ、私自身は集中が長くなり覚醒しすぎると、却ってイライラしてしまうタイプです。むしろゾーンの手前にある“ほぐれたリラックス状態”の方が、ケア(一息)やインスピレーション(発想)を生み出すうえでも、今の自分には大切かもしれないと感じています。
次回は、これまでの紹介したカードも振り返りながら、締めくくりとして今年度の最後となる24回目のコラムをお届けしたいと思います。
2026年3月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
経営戦略本部 ブランド・コミュニケーション部 阿部 哲也
※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。