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Hitachi

株式会社 日立情報通信エンジニアリング

サポート情報 - TS over IP伝送装置 UM6000/6300

設置方法

ラックへの実装方法

  1. 本装置を支える棚板(又はサポートアングル)が準備されていることをご確認ください。
  2. 本装置はJIS標準またはEIA標準の19インチラックに実装が可能です。
  3. 本装置を棚板に沿わせ、前面からラック内に挿入してください。その時、前面パネルのネジ取り付け穴と、ラックのネジ穴の位置が合っていることを確認してください。もし合っていない場合は棚板の位置を修正してください。
  4. ラック専用のネジ4本(JISラック時は2本)を使用して、本装置の前面パネルをラックに固定してください。

注意

SFPモジュールの取り付け/取り外し

SFPモジュールを本体に取り付ける際は図1に示すように水平方向にコネクタの奥まで挿入します。挿入後、取り外し方向に引いても抜けないことをご確認ください。
また、取り外す際はロック解除レバーを図の矢印の方向に倒してから水平方向に引っ張ってコネクタから抜きます。

図1 SFP モジュールの取り付け
図1 SFPモジュールの取り付け

外部機器との接続方法

MPEG-2 TSインタフェース

送信機ではエンコーダなどから出力されるTS信号を、受信機では変調機などのTS信号入力に接続してください。

MPEG-2 TS伝送用ネットワークインタフェース

送信機と受信機の間に位置するルータなどに接続してください。SFPモジュールのコネクタタイプは、ツイステッド・ペア・ケーブルによる伝送の場合はRJ-45、光ファイバーによる伝送の場合はLCを使用します。

設定監視用ネットワークインタフェース

TELNET/SNMPを用いて設定/監視を行う場合、設定/監視端末とツイステッド・ペア・ケーブルで接続してください。また、接続ケーブルは、設定/監視端末と直結の場合はクロスケーブルを、HUBを使用する場合はストレートケーブルをご使用ください。

シリアルインタフェース

RS-232Cを用いて設定を行う場合、設定端末(ハイパーターミナル、もしくはターミナルソフトが実装されたPC)とRS-232Cケーブルで接続してください。また、接続ケーブルは、「D-sub9ピン、メス-メス、クロス」をご使用ください。

クロックインタフェース

従属同期において送信機をカスケード接続する場合にマスター側とスレーブ側を同軸ケーブルで接続します。また、リファレンス同期で使用する場合は、送受信機に共通のリファレンスクロック10MHzを入力します。
※従属同期でカスケード接続する場合とリファレンス同期で使用する場合のみ接続を行います。

設定方法

本装置は設定端末にてIPアドレスなどパラメータの設定を行うことが可能です。

RS-232Cによる接続

RS-232Cによる接続方法は、UM6000本体の背面にあるD-sub 9pinオスのコネクタにRS-232Cケーブル(D-sub 9pin メスーメス クロス)を設定端末に接続する。
設定端末は、市販のWindowsPCでハイパーターミナルもしくは、ターミナルソフトが実装されているものを使用する。
設定端末側のパラメータを表1に示す。

表1 設定端末側パラメータ一覧

表1 設定端末側パラメータ一覧
項目 規格 備考
1 通信方式 RS-232C  
2 データ転送速度 115200bps  
3 同期確立方式 調歩同期方式  
4 通信方式 全二重  
5 データフォーマット スタートビット:1
データビット:8
パリティビット:奇数
ストップビット:1
フロー制御:無し
 
6 コネクタ D-SUB9ピン(オス/インチねじ)  
7 接続ケーブル クロスケーブル  

制御用Ethernet(TELNET)による接続

制御用Ethernetによる接続方法は、本体の背面にあるLANのコネクタにLANケーブルを接続することで、設定端末と接続する。(直接接続の場合はクロスケーブル、HUBを介する場合はストレートケーブル)
設定端末は、市販のWindowsPCでハイパーターミナルもしくは、ターミナルソフトが実装されているものを使用する。
設定端末側の接続条件を表2に示す。

表2 設定端末側接続条件

表2 設定端末側接続条件
項目 規格 備考
1 使用ポート番号 規定のTELNETポート(23)  
2 同時接続セッション数 1  

起動時

起動すると図2が表示される。設定方法を説明する。

図2 起動後コンソール画面
図2 起動後コンソール画面

(1) 「キーボード」のどれかのキーを押す。
(2) 設定された「パスワード」を入力し、「Enter」を押す。

コマンド一覧と設定内容

「USER>」に、表3に示す「コマンドライン①」に示すコマンドを入力すると、「コマンドライン②」と現在の設定内容が表示され、各パラメータを入力することが可能。
なお、全ての設定変更はsaveコマンドによる保存が必要。setpwd、applyportなど、即時で動作に反映するコマンドであっても、設定保存を行わない場合、電源再投入にて変更内容は破棄する。(変更以前の設定に戻る。)

表3 UM6300設定パラメータ

UM6300設定パラメータ UM6300設定パラメータ UM6300設定パラメータ

外観(LED)

本装置は装置の正常・異常状態を前面の状態表示LEDにて確認することができます。

装置内異常

図3 外観(LED):装置内異常
図3 外観(LED):装置内異常

機器の各処理部を監視し、異常を表示することができます。前面の状態表示LED(ALM) でご確認ください。内容は次の通りです。

  1. 装置が正常に動作している時、本LEDが緑点灯します。
  2. 装置内に異常が発生した時、本LEDが赤点滅もしくは赤点灯します。異常発生時には以下の確認を実施してください。
ステップ1:空冷ファンの確認
装置背面の空冷ファンが回転していることを確認してください。回転していない場合はファンが故障しておりますので直ちに空冷ファンの交換が必要です。
ステップ2:MPEG-2 TSネットワークインタフェースの確認 (UM6300)
本装置と接続されるルータ及びルータとの接続ケーブルなどをご確認ください。

 

空冷ファン交換方法

  1. ファンの右側のコネクタに接続されているケーブルを取り外します。
  2. ファンの固定ネジ4箇所をゆるめてファンを取り外します。
  3. 交換用の新しいファンを固定ネジ4箇所で取り付けます。
  4. ケーブルをファンの右側のコネクタに接続し、ファンが回転すること及び状態表示LED(ALM)が消灯することを確認してください。

図4 空冷ファン
図4 空冷ファン

注意

TS及びIP入力異常確認

図5 外観(LED):TS及びIP入力異常
図5 外観(LED):TS及びIP入力異常

MPEG-2 TS入力及び映像伝送用イーサネットの入力状態を監視し、異常を表示することができます。前面の状態表示LED(IALM)でご確認ください。内容は以下の通りです。

  1. 正常なTS信号が入力されている時、本LEDは緑点灯します。
  2. TS及びIPの入力信号が異常である時、本LEDが赤点滅もしくは赤点灯します。異常発生時には以下の確認を実施してください。
【送信機として使用している場合】
ステップ1:状態表示用LCDの確認
状態表示用LCDのStatusメニューによりポートの状態を確認してください。設定誤りがあればTS over IPポート別設定の入出力設定を正しく設定してください。
ステップ2:MPEG-2 TSインタフェースの確認
ステップ1において「NG[TS>IP]」と表示されたポートについて、本装置に入力されるMPEG-2 TS(DVB-ASI)をご確認ください。(前段装置及び前段装置との接続ケーブルなど)
ステップ3:再多重出力レート及びPIDフィルタ設定の確認
再多重モードで使用されている場合は、ステップ1において「NG[TS>IP]」と表示されたポートについて、再多重出力レートの設定値とPIDフィルタの設定をご確認ください。
ステップ4:MPEG-2 TSネットワークインタフェースの確認 (UM6300)
本装置と接続されるルータ及びルータとの接続ケーブルなどをご確認ください。

 

【受信機として使用している場合】①赤点滅の時
ステップ1:IP受信用格納バッファ設定の確認
TS over IP共通設定のIP受信用格納バッファTSパケット数及び受信バッファアラーム設定をご確認ください。
ステップ2:外部クロック入力の確認(リファレンス同期の場合)
外部クロック入出力ポートに入力されるクロックソースをご確認ください。

 

【受信機として使用している場合】②赤点灯の時
ステップ1:状態表示用LCDの確認 (UM6300)
状態表示用LCDのStatusメニューによりSFPの受信状態を確認してください。
SFPの受信状態が「OK」の場合はステップ2以降、「NG」の場合はステップ5以降の確認を実施してください。
ステップ2:状態表示用LCDの確認
状態表示用LCDのStatusメニューによりポートの状態を確認してください。設定誤りがあればTS over IPポート別設定の入出力設定を正しく設定してください。
ステップ3:TS over IPポート別設定の確認
ステップ2において「NG[IP>TS]」と表示されたポートについて、本装置(受信機)及び対向装置(送信機)のTS over IPポート別設定をご確認ください。
ステップ4:TS over IP共通設定の確認
ステップ2において「OK[IP>TS]」と表示されたポートが1つもない場合は、本装置(受信機)及び対向装置(送信機)のTS over IP共通設定をご確認ください。
ステップ5:パイロット設定の確認(従属同期の場合)
本装置(受信機)及び対向装置(送信機)のTS over IPパイロット設定をご確認ください。
ステップ6:MPEG-2 TSネットワークインタフェースの確認
本装置と接続されるルータ及びルータとの接続ケーブルなどをご確認ください。
ステップ7:MPEG-2 TSネットワークインタフェースのネットワーク環境確認
MPEG-2 TSネットワークインタフェースのネットワーク環境をご確認ください。

 

電源異常確認

図6 外観(LED):電源異常
図6 外観(LED):電源異常

電源を監視し、異常を表示することができます。前面の状態表示LED(POW1、POW2) でご確認ください。内容は次の通りです。

  1. 電源ユニットが正常に動作している時、本LEDが緑点灯します。
  2. 電源ユニットに異常が発生した時、本LEDが赤点灯します。本装置に入力されるAC100V電源に異常がある場合、電源異常になります。本装置への供給電源をご確認ください。それでもLEDが緑点灯しない場合は、電源ユニットの交換が必要です。

電源ユニット交換方法

  1. 交換する電源ユニットの電源をOFFにします。
  2. 電源ユニット取付ネジをゆるめ、取付ネジに遊びが出るようになったら、ゆっくりと手前方向に引き出してください。
  3. 新しく実装する電源ユニットを挿入し、電源ユニットの前面パネルの位置と本体の前面パネルとの面が合うところまでゆっくりと押し込んでください。
  4. 電源ユニット取付ネジを指でしっかり締めて固定してください。
    ※ 電源ユニット取付ネジ頭部の溝は、ネジが硬く締まりすぎている時、ドライバー等を使用して緩める場合にのみ利用してください。(締める時は利用しないでください。)
  5. 電源ユニットの電源をONにし、状態表示LED(POW1、またはPOW2)が緑点灯することを確認してください。

注意

ヒューズ交換方法

  1. 交換する電源の電源スイッチをOFFします。
  2. 交換する電源の電源ケーブルを電源インレットからはずします。
  3. 電源端子の下にあるヒューズホルダーを取り外します。
  4. ヒューズホルダーにヒューズが挿入されていますので、新しいヒューズと交換してください。
  5. ヒューズホルダーを元の場所に取り付けます。
  6. 電源ケーブルを電源インレットに接続します。
  7. 電源ユニットの電源をONにし、状態表示LED(POW1、またはPOW2)が緑点灯することを確認してください。

※交換用ヒューズは以下に示すヒューズを使用してください。

  • 種類:タイムラグヒューズ
  • 定格:AC250V 3.15A
  • 形状:φ5.2×20mm
  • 規格:UL,CSA,PSE

(例)SOC株式会社 ETシリーズ ET 3.15A

図7 ヒューズ付き電源インレット
図7 ヒューズ付き電源インレット

注意

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