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CTO’s Office

こんなところに日立情報通信エンジニアリング!!

CTO 森山 隆志

キーワード

  • #ソリューション
  • #社会課題
  • #ネットワーキング
  • #エンジニアリング

はじめに

こんにちは、 2024年4月よりCTOを務めています森山です。今年度も当社が社会に貢献する価値について、技術やソリューションを通して分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
みなさんは、日立情報通信エンジニアリングの技術やソリューションが、どこで使われているかをご存じでしょうか?当社は、お客さまの課題解決に向けデジタル技術を駆使してネットワーキングとエンジニアリングを融合させてそのシナジーを提供しており、日立グループ各社やパートナーさまと連携していることから、縁の下の力持ちの役割が多いという状況にあります。
そこで、本日は、“こんなところに日立情報通信エンジニアリング!!”ということで、身近なところから、当社の技術やソリューションを探してみたいと思います。

オフィス

まず、みなさんが働いているオフィスの中で、当社を探してみましょう。

オフィス

みなさんが今利用しているパソコンやスマートフォン、タブレットなどは、インターネットにつながることで、利便性が上がり生産性の向上につながっています。その反面、絶えず「ウィルス」や「スパム」など外部からの攻撃にさらされていることにもなります。
そのようなことを気にせず、毎日安心して利用できているのは当社の「企業基幹ネットワーキング」製品がみなさんのオフィスやリモートワークを支えているからなのです。当社の「企業基幹ネットワーキング」製品は、高性能で堅牢なセキュリティを実現し、みなさんの間でのスムーズなデータ共有を可能にしています。
一方、会社の経営者の方は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し業務効率や顧客満足度(CS)を向上させ会社の成長につなげたいと考えています。それらをサポートしているのが、「音声活用ソリューション」や「コンタクトセンターソリューション」、「イメージソリューション」です。
「音声活用ソリューション」では、電話の音声をテキスト化して蓄積し、AIを活用して蓄積したデータを分析することにより、みなさんの業務負荷軽減を行います。「コンタクトセンターソリューション」ではそれを応用してオペレーターの支援を行い顧客満足度の向上につなげます。「イメージソリューション」では、AIを用いたOCR(*1)技術の活用により帳票のデジタル化やペーパーレス化を進め業務効率向上を支援します。
これらは会社の成長を助けるだけでなく、みなさんのワークライフバランスの改善を支えています。
ワークライフバランスが改善されるにつれてみなさん同士のコミュニケーションが希薄になってくるという声も多く聞かれます。当社のテレコミュニケーション事業である「クラウドコミュニケーション」はデジタル化したデータの共有やWeb会議を可能にすることによって、自宅・オフィス・リモート環境など場所を問わず柔軟に働けるテレコミュニケーション環境を提供し、みなさんのコミュニケーションを活性化し明るく活気あふれる雰囲気造りに役立っています。
*1
OCR:Optical Character Recognition

工場

次に工場で、当社の技術やソリューションを探してみましょう。

工場

工場ではさまざまな製造機器が稼働することにより製品が生産されますが、最近ではハッキングにより工場が長期間停止し大きな損害を被るという事象が発生しています。セキュリティの脅威が経済活動の中核となる各種工場の大きな問題となっています。当社の「企業基幹ネットワーキング」製品は、外部クラウドと接続したセキュアなネットワークを実現し、工場の稼働を停止させない運用支援を行っています。
工場を支える重要な要素がデジタルトランスフォーメーション(DX)です。当社の「IoTエッジネットワーキング」は機器やセンサーなど現場情報を収集し、収集したデータを上位システムにつなげ工場の稼働の効率化を進めます。また、さらなる稼働の効率化に向けて、IoTセンサーや機器の選定から、動作検証、導入までをワンストップサービスでご提供しています。
長年の知識と先進のテクノロジーを駆使した当社の「エンジニアリング」は、各種ソリューションをお客さまの工場それぞれに合うようにカスタマイズも行っています。また、生産ラインの制御システムの半導体部品の設計や制御基板の最適化にも対応します。
このように、当社のソリューションは、工場の効率化やDX化に役立ち、経営の見える化につなげ会社の業績アップにも貢献しています。

スマートシティ & モビリティ

最後に、オフィスや工場から飛び出し街全体を眺めてみましょう。

スマートシティ & モビリティ

近年、建物・自動車・鉄道など、都市空間の多くのものがネットワークで結ばれ(IoT)、そこに住む人や働く人に、社会インフラや公共サービスの便利さを届けるとともに、省エネなどを通じてカーボンニュートラルの実現に寄与しています。やはりここでも当社の技術やソリューションが使われています。
「企業基幹ネットワーキング」製品は、止めることが許されず堅牢なセキュリティを持つネットワークが求められる病院や自治体などの公共施設やそのデータセンターを支えています。
「キャリアネットワーキング」や「IPテレフォニーソリューション」は、宿泊施設や商業施設の顔となる受付通話に使われているほか、施設の業務系や指令系の通話システムやビルの非常用通話システムといったみなさんが日頃目にしないような場所で街を支えています。
当社の「エンジニアリング」は、機能安全設計により自動車や鉄道分野などのモビリティ分野の安全性向上に貢献するとともに、環境に配慮したエネルギーシステムを高信頼設計で支援しています。

おわりに

このように、日立情報通信エンジニアリングの技術やソリューションは、みなさんの身近で活躍しており、みなさんの仕事や生活を豊かにするとともに、ネットワーキングとエンジニアリングを通じて、安心、安全、快適で環境に優しい社会造りに貢献しています。
日立情報通信エンジニアリングは、これからも技術やソリューションを研き続け、みなさんに寄り添い、みなさんの抱える社会課題を解決できるように努めて参ります。新しい技術やソリューションは、適宜、CTO’s Officeでご紹介していきたいと思います。
当社のソリューションの詳細については、当社ホームページをご覧ください。

2024年9月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
CTO 森山 隆志



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