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前回のコラムでは、当社のめざすネットワーキングとエンジニアリングのシナジーについてご紹介しました。
日立情報通信エンジニアリングのめざすネットワーキングとエンジニアリングのシナジーとは?
DX(デジタルトランスフォーメーション)が企業経営の一翼を担っている今、それらを支えるシステムやネットワークの重要性が益々高まっています。このような社会変化の中で、当社は、ハードウェアやデバイスの受託開発と、ネットワーク・インテグレーションとを同時に扱うことができるユニークな技術力を生かして、お客さまの課題解決のお役にたちたいと思います。
さて、今回は、ネットワーキングにフォーカスを当てたコラムをお送りします。
エンジニアリング(Engineering)とは普通によく聞く表現ですが、では、ネットワーキング(Networking)はどうでしょう?当社は、なぜ、Networkに“-ing”をつけて表現しているのか?それは、名詞としてのnetworkよりも、動詞のnetwork「つなぐ」の動名詞であり進行形であるnetworking、すなわち「つなぐこと」 にこだわっているからです。
それでは、ネットワーキングの“-ing”に込めた3つの想いについてお話しいたします。
“-ing”に込めた1つめの想いとは、システムをつなぐネットワーキング、すなわち、ネットワーク・インテグレーションです。
当社は、デジタルトランスフォーメーションを支えるネットワーク基盤の実現に向け、以下3つのネットワーク・インテグレーションを提供しています。
@ オフィスやデータセンタ、さらにはリモートワークを支える「企業基幹ネットワーキング」
A 5G/Wi-Fi 6など無線ネットワークの接続需要に応える「キャリアネットワーキング」
B 現場データの収集から上位システムに連携したデータ利活用を支援する「IoT-Edgeネットワーキング」
そして、これらをSD-WANで結合して、エッジからクラウドまで統合されたハイブリッドクラウド環境の実現に向け、技術革新への弛まぬ研鑽を図りながら、お客さまをご支援申し上げたいと思います。
“-ing”に込めた2つめの想いとは、お客さまのITシステムの時間軸をつなぐ、すなわちライフサイクルを通した継続的なご支援です。
当社は、プロトタイプ開発、PoCから小規模〜大規模なデバイスの受託開発、そして、ネットワーク・インテグレーションの経験を駆使したシステム構築、さらには、長期間にわたる保守・サポート、そして、リサイクルと次世代システムへの刷新のお手伝いへと、お客さまのITシステムをライフサイクルの視点から長期間にわたり、リカレントにご支援申し上げます。
このように、お客さまの事業の継続性のingを、持続的に進化し続けるITシステムのライフサイクルの視点から末永くトータルにサポートし続ける想いを“-ing”に込めているのです。
“-ing”に込めた3つめの想いとは、文字通り、人をつなぎ、社会をつなぐネットワーキングです。
SNS:Social Networking Serviceが隆盛を極めますが、これに代表されるようにITを活用した「つなぐ力」は、個人と個人を網の目のようにつなぎ、社会の原動力にまで進化・発展しているのは疑うべくもありません。我々も、ITネットワークを駆使して、システムをつなぎ、情報をつなぎ、そして、人と人とをつなぐ。そんな大きな力を生み出す“-ing”の実現のお手伝いができたらと願っています。このコラムも、読者の皆さまと当社を「つなぐ」ネットワーキングの一助になれば幸いです。
ネットワーキングの“-ing”に込めた3つの想いをご紹介させていただきました。当社のネットワーキングの“-ing”で、お客さまの持続的な事業の現在進行形の“ing”を長期にわたりご支援し、お客さまとともに、人と人がつながり、豊かな希望溢れる社会を培っていく“ing”を支えていきたい、と願っています。
今後も“-ing”で「つなぐ」当社をご愛顧いただけますようお願いいたします。
2022年5月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
CTO 松並 直人
※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。