従来技術では補正範囲が限られているため、魚眼画像を区切って各部分ごとに補正を実施する必要がありました。そのため、全体を自然に一覧することができず、以下のような課題がありました。
特許技術により、歪み補正パラメータを用いて座標変換および補間演算を行うことにより、画像全体にわたって自然な補正を実現します。
広角・魚眼レンズで撮影した画像を、水平/垂直視野角185度程度でも、より自然な形で全体を1つのモニタ画面へ出力することが可能です。魚眼カメラの光軸を水平に設置した場合、歪み補正パラメータを切り替えるだけで、用途に合わせた画像に補正できます。
画像中央部と周辺部の見た目差(画像ボケ、ゆがみ(歪曲収差))を少なくし、自然な画像へリアルタイムでの補正を実現しました。
高精細な4K画像(画素数3840x2160)やフルHD画像(画素数1920x1080)に対応可能です。
お客さまの開発内容や画像の種類、接続インタフェースなど、ご要求に合わせた形で提供方法をお選びいただけます(例:IPコア、PCおよびDSP上のソフトウェアなど)
日立独自の高解像度化技術により、小画素画像から精細感のある美しい鮮明な画像へ変換します。
画像拡大によりぼやけた画像を独自の「鮮鋭化」処理によって、拡大後でも輪郭が滑らか、かつシャープで鮮明な美しい高解像度画像へ変換します。
ご提供するサービス内容を以下に示します。
ご提供サービス | |
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ソフトウェアIPカスタマイズ
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ハードウェアIPカスタマイズ
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IPライセンスご提供 | |
高解像度化アルゴリズム(オプション) |
項目 | 仕様・性能 |
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広角・魚眼レンズの画像歪み補正機能 |
魚眼画像を広域エリアが一望できる超広視野角画像に低遅延で補正
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補正後画像の視野角 | 水平補正モード:水平視野角185度、垂直視野角140度 垂直補正モード:水平視野角140度、垂直視野角185度
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出力画面サイズ | 640×480(VGA)、1920×1080(フルHD)、3840×2160(4K)など |
最大フレーム数 | 60フレーム/秒 |
補間方式 | バイキュービック演算 |
評価キット提供 | 納期や詳細については別途ご相談ください |