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Hitachi

EV充放電の群管理アプリケーション

EV充電イメージ

EV電力のエネルギー最適化、電力コスト低減イメージ

昨今、環境負荷の軽減に向けた法規制への対応や企業価値の向上をめざし、多くの企業や事業者が自社の車両をガソリン車から二酸化炭素を排出しないEVに切り替える動きが広がっています。
一方、EVを導入したのち闇雲に充電してしまうと、電気コストが上昇してしまうことが、EV化を検討する企業や事業者にとって重要な課題となっています。
その解決策として「EV充放電の群管理アプリケーション」は、複数のEV充放電器を一括管理し、充電、放電をコントロールすることでEV電力のエネルギー最適化を実現し、電力コスト低減に貢献します。

電気料金の仕組み

各月の電気料金は基本的に、基本料金と従量課金といった二つの料金をもとに算出されます。
従量課金は使用した電力量に応じて課金される仕組みですが、基本料金はその月を含む過去12カ月間の最大デマンド値が料金算出根拠となります。そのため、デマンド値の上昇を抑えることが重要です。
「EV充放電の群管理アプリケーション」は、電力値上昇を抑えるために、EV電力のピークシフト、ピークカットを行い、目標とするデマンド値以下となるようにコントロールすることができるため、電気コスト低減のカギとなる基本料金低減に働きかけます。

デマンド値:30分ごとの平均使用電力量(内、月間で最も大きい値は、電気の基本料金の算出元となる最大デマンド値)

電気料金は、基本料金と従量課金の合計金額です。基本料金は、契約電力かける基本料金単価かける力率割引。従量課金は、使用電力量かける単価。 電気料金は、基本料金と従量課金の合計金額です。基本料金は、契約電力かける基本料金単価かける力率割引。従量課金は、使用電力量かける単価。

最大デマンド値によって、以降1年間の基本料金が決定されます。最大デマンド値(30分ごとの平均電力)を低減し平準化することが電気料金低減に重要なパラメータ。

たとえば、EVが同時に充電されると最大デマンド(ピーク電力)が増加してしまいます。充電を分散し、最大デマンドを低減し平準化することで電気料金を低減することが可能です。

電力料金低減には最大デマンド(ピーク電力)の低減が求められる 電力料金低減には最大デマンド(ピーク電力)の低減が求められる

特長

電気料金を低減したい

EVへの充電時、ピーク電力が大きくならないように充電タイミングを制御し、電気料金の上昇を抑えます。

電力需要予測値の例を、横軸時間、縦軸電力で表しています。デマンド目標値が超えない時間帯に充電タイミングを制御します。

デマンド目標値を超えない時間帯に充電を行い、デマンド目標を超えそうな場合は放電を行いピークカットを行います。

電力需要予測値の例を、横軸時間、縦軸電力で表しています。デマンド目標値を超えそうな場合はピークカットし、電力需要に余裕がある時間帯に充電を行います。

複数充電器を一括制御したい

群管理アプリは、複数の充電器をひとつの大きなバッテリーの様に扱うことができます。

異なる機種の充電器・充放電器を同時に制御することが可能です。

群管理アプリは、異なる種類の充放電器が混在していてもOK。

※ 画像クリックすると管理画面イメージが拡大されます

EV予約充電

群管理アプリケーションでは、予約時刻とEVのSOC*情報から充電開始時刻を計算し、充電開始時刻の早いものから優先順位をつけて充電を行います。
充電はデマンド目標値を意識し、充電可能電力枠の中で行います。

  *
SOC:State Of Carge(充電率)

緊急で充電を行う必要がある場合を考慮し、優先的に充電を行う充放電器を設定することが可能です。

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