ページの本文へ

Hitachi

ネットワーキング事業を支えるもの
〜私が経験した「人的ネットワーク」〜

ネットワーキング事業部 ネットワーキング事業企画本部 専任部長 木下 直紀

キーワード

  • #ネットワーク
  • #通信
ネットワーキング事業部の木下です。私の経験からのお話で大変恐縮ですが、皆さんのご参考になればと思います。
私は、通信システム製品やネットワーク関連の仕事に携わってきましたが、今振り返ってみると、日立グループ内の関連部署とか、パートナー様やお客さまとのつながりで仕事をしてきたことを懐かしく思うとともに、関係してきた人達との「人的ネットワーク」という財産を得ることができたという想いがあります。今回は、この「人的ネットワーク」について、エピソードを交えて、ご紹介したいと思います。

製品の立ち上げから生産終了まで

私は、入社して通信システム製品の設計を担当したのですが、10年位経過して、その通信システム製品が全て生産終了される際には、その保守サポート対応も担当していました。それから、保守対応を終了するにはさらに10年位の年月が経過したように記憶しています。
特に、北の地域のお客さまを多く担当していたので、冬の時期にお客さまへご説明に伺うときは、とても大変だったことを記憶しています。出荷後の年数が経過すると故障の数も増えてきて、そのタイミングでパートナー様に訪問させていただいた時には、幹部の方やお客さま対応の現場の方に「早く修理部品を持って来い。」と厳しい指導を受け、よく無事に業務を完遂できたなと思い出しました。
これまで、通信システムやネットワークの設計や構築などを担当し、仲間達と「システム製品の提供」というポジティブな関係で仕事をした経験もありましたが、担当した製品の生産終了対応業務という、パートナー様やお客さまとかなり厳しい関係の中で仕事をさせていただいたことは、人生においてもとても意義深い経験だと思うことができるようになりました。お客さまで使っていただいて、製品の出荷からその役目が終わる時期まで対応することができたのは、日立グループの一員として、多くの方との「人的ネットワーク」を築くことで、その仕事が完遂することができ、その結果、パートナー様、お客さまやその地域の社会にも貢献できたのでないかと思いますし、その経験の延長線上に今の自分が存在しているということを考えると、とっても感慨深いものがあります。
その対応が完了する頃から、私は企業ネットワーク関連のビジネスでフロントのお客さま対応を担当していくのですが、その頃の経験がある自信となり、支えになっていたように感じていて、とても意義深いことだったと思っています。

人的ネットワークの輪を広げる

現在、我が社の関係しているネットワーク機器・ソリューションは多岐に渡っており、当時とは違う、もっと最先端の技術に支えられており、私の技術的な経験は今では全く役に立ちませんが、私が経験した「人的ネットワーク」構築の経験のように、我が社の多くの仲間達が、日立グループの関連部署とか、パートナー様やお客さまなどとの多くの「人的ネットワーク」を構築して、その輪が何重にもつながり広げることで、その多くの経験を日立グループのビジネスの財産として蓄積してきました。その日立グループの「人的ネットワーク」の構築経験を生かして、これからの社会に大いに貢献できる日立グループの製品・ソリューションを提供することができるように思っています。
これからも日立グループ並びに日立情報通信エンジニアリングの「人的ネットワーク」に支えられた最先端のネットワーク関連の製品・ソリューションの提供にご期待していただきたいと思います。

2022年10月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
ネットワーキング事業部 ネットワーキング事業企画本部 事業戦略部 専任部長 木下 直紀

関連リンク

※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。