ページの本文へ

AIとの付き合い方

ネットワーク事業企画本部 事業戦略部 玉川 雄一

キーワード

  • #AI活用
  • #働き方

はじめに

こんにちは。ネットワーク事業部 事業戦略部の玉川です。

私は事業部内の業績管理業務を担当しており、日々の業務を少しでも効率化できないか、CopilotをはじめとしたAIの活用を試行錯誤しています。

この記事では、まだCopilotなどの生成AIを十分に活用できていない方に向けて、AIがどのように役立つのか、そしてこれからどのように付き合っていけばよいのかを、私自身の経験も交えながら紹介したいと思います。

インターネット時代:情報を探しに行く時代

パソコンやインターネットが普及したころ、わからないことや調べたいことがあれば、まずインターネットで検索するのが当たり前になりました。「ググる」という言葉が生まれたように、必要な情報はインターネット上にあり、それをいかに見つけるかが重要な時代でした。

インターネットでの検索画面

当時は、検索結果の中から自分の目的に近い情報を探すために、検索する言葉を区切ったり、キーワードを追加したりする工夫が必要でした。

つまり、インターネット上にある情報を、人が検索ツールを使って探しに行く時代だったと言えます。

AIの時代:相談しながら答えを作る時代

生成AIが登場してから、AIはものすごい速さで進化してきました。今では、文章作成、資料作成、データ整理、プログラム作成の補助など、さまざまな場面でAIを活用できるようになってきています。

単に情報を検索するだけでなく、こちらの目的を伝えることで、答えのたたき台を一緒に作ってくれる存在になりつつあります。

私自身も、Copilotには大変お世話になっています。たとえばExcelマクロでデータを加工したいとき、以前は、検索で見つけた情報を参考にすることがほとんどでした。しかし、検索結果には過去の記事や事例も多く、内容が古かったり、最新の関数や便利な機能にたどり着きにくかったりすることもありました。

今では、Copilotに「このような処理をExcelマクロで実現したい」と伝えると、プログラム例とその内容の説明を提示してくれます。さらに、従来の方法に加えて、比較的新しいExcel関数や機能についても提案してくれるため、自分では気づかなかった方法を知るきっかけになっています。

もちろん、そのまま使える場合ばかりではありませんが、考え方のヒントや処理の組み立て方の参考になり、こうしたやり取りを通じて、業務の効率化だけでなく、自分自身のスキルアップにもつながっていると感じています。

Copilotとのやりとりのイメージ図

Copilotの良いところは、検索と違い、多少あいまいな指示でも意図をくみ取って回答してくれる点です。また、最初の回答に対して「もう少し簡単に」「この条件を追加して」「別の方法も教えて」といったように、対話形式で内容を深めていくことができます。

文章のたたき台を作る、メール文面を整える、Excelの操作方法を確認する、資料の構成を考えるなど、身近な業務でも活用できる場面は多くあります。難しい使い方から始める必要はなく、まずは「少し面倒だな」と感じる作業を相談してみるだけでも、AIの便利さを実感できると思います。

一方で、AIの回答が必ず正しいとは限りません。ハルシネーションと呼ばれる、事実とは異なる情報をもっともらしく出力してしまう現象もあります。そのため、AIの回答をそのままうのみにするのではなく、内容を確認しながら使うことが大切です。

AIは、すべてを任せる相手というよりも、自分の考えを整理したり、作業の入口を助けてくれたりする「頼れる相棒」として活用するのがよいのではないでしょうか。

最後に:AIとどう付き合っていくか

現在のAIは、すでに業務の一部を支えてくれる存在になっています。今後さらに進化すれば、さまざまなAIが役割を分担し、まるでAIチームのようにプロジェクトを支援してくれる未来もあるかもしれません。

携帯電話からスマートフォンへ移り変わったように、時代の変化のスピードはこれからも加速していくと思います。だからこそ、AIに限らず新しい技術を恐れるのではなく、まずは、日々の業務の中で「少し面倒だな」「誰かに相談したいな」と感じることを、Copilotに一度話しかけてみてはいかがでしょうか。

難しく考えすぎず、小さく試しながら、自分の業務や働き方に合った付き合い方を見つけていきたいですね。

2026年9月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
ネットワーキング事業部 ネットワーク事業企画本部 事業戦略部 玉川 雄一


※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。