インタビュー

高専で情報工学を学んできましたので、就職活動に際しても「ICTで人の暮らしや社会、産業界に貢献する仕事がしたい」と考え、会社選びをしてきました。
目下、私が担っているのは、インターネットのプロトコルであるTCP/IP上の音声通話(VoIP:Voice over IP)のスムーズなやりとりを支えるIP-PBXを制御するソフトウェアの開発です。
私の勤務地は、神奈川県の南西部に位置する中井町。晴れた日には、窓から間近に富士山を臨むことができるとても恵まれた立地です。普段富士山を見ることがなかった私にとって、美しく大きな富士山の姿が見られるこの職場は、まさに最高のロケーションです。
私が仕事をする場所は通常の開発業務を行う自席と、開発したソフトウェアの動作検証を行う実験室の2ヵ所です。それぞれの環境の違いが、気分転換にも役立っています。

ある日のスケジュール

8:50
メールチェック、今日の業務の確認
11:00
業務打ち合わせ
12:30
ランチタイム
13:30
設計業務(設計書作成、コーディング、デバッグ、マニュアル作成など)
17:20
退社

先輩への質問

最初の仕事は?
「これまでの業務体験」でも述べましたが、IP-PBXを制御するソフトウェアの動作検証でした。この時にある問題を見つけ、先輩に褒められた経験があります。製品開発では、正しく動作することを確認するだけでなく、「必ず誤りが潜んでいるはずだ」という客観的眼差しで動作の検証を行う姿勢が、お客さまに安心して使っていただけるシステムを開発することにつながるのだ、と実感しました。
学生時代に学んだことは?
プログラミングやネットワーク、画像処理など、現在のICTの基盤となるものを一通り学んできました。IP電話は入社後初めて触れた未知の分野でしたが、普段何気なく使っている電話の裏側を知るたびに新しい発見があり、仕事の面白さを実感する毎日です。

学生の皆さんへのメッセージ

学生時代は「自分の時間を自由に使える」貴重な時期です。バラエティ豊かな体験が、将来の自分の栄養となってくれるはずです。年齢やバックグラウンドなど、環境の違うさまざまな人達と積極的に接して、人間的な幅を広げながら、誰とでもコミュニケーションがとれる力を身に着けてください。それは社会人になった時に、きっと役立つと思います。