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ネットワーキング事業部 DCネットワーク本部の山田一星です。入社以来9年間、ネットワークシステムの保守業務に携わっています。
「保守サポート」と聞くと、多くの方は「問題が起こったときに解決してくれる窓口」をイメージするのではないでしょうか?
実際、それは間違っていませんし、ほぼ正解です。困ったときの頼れる窓口、それがカスタマーサポート(CS)です。
しかし、保守サポートの役割はそれだけではありません。
「障害への対応」・「システムの安定」・「運用支援」など、幅広いサポートを提供しています。
また 当社CSでは、複数ベンダーが入り混じる複雑なネットワーク環境にも対応し、製品ごとの仕様差異を踏まえたサポートを日々提供しています。
さらに、社内の製品担当者とも密に連携し、より精度の高い技術支援が行える体制を整えています。

CSでは主にハードウェアの問題に対応しますが、すぐに「ハードウェアの○○が原因」と判断できるケースはほんの一部です。
そのため、お客さまと密にコミュニケーションを取りながら原因を究明し、早急な解決をめざします。

ベンダーや製品ごとに手順書を整備し、万全の準備を整えていますが、実際の障害対応は必ずしも事前想定どおりに進むとは限りません。
そのため CSでは、日々スキルを磨きつつ過去の対応事例を分析し、手順や運用の改善を続けています。
こうした取り組みを積み重ねることで、24時間365日*お客さまのネットワーク障害に対応できる体制を維持しています。
また近年では、過去の事例を蓄積した社内データベースの活用性を高めるため、AIを用いた検索性・閲覧性の向上にも取り組んでいます。
これにより、新たなサポートサービスの検討や、社内技術者への支援強化につながる基盤づくりを進めています。

安定運用のためには、以下の取り組みが重要です。
リアルタイムで状態を把握し、異常を早期検知することで障害を未然に防ぎます。
不正アクセス防止や認証強化により、ネットワークの安全性を確保します。
OS提供支援や脆弱性情報の配信を通じて、障害を防ぐための予防保守を実施します。
また、機器同士の疎通不良、CPU使用率の高騰、通信量(トラフィック)の増加など、機器のシステムログを確認しながら常にサポートを行っています。
こうした日々の取り組みが、お客さまのネットワークを支える重要な役割を果たしていると考えています。

ネットワーク運用支援とは、お客さまが導入済みのネットワーク製品を日々運用する中で発生する疑問や課題に対して、迅速かつ的確にサポートするサービスです。
例えば、
・「この設定を追加したいけれど、影響はある?」
・「アップグレードするにはどうすればいいか?」
・「新しい機能を使うにはどうすればいい?」
こうしたお問い合わせに対し、CSでは製品仕様を調査し、方法をご案内します。
実際にCSでお客さま機器の設定を行うことはありませんが、ご不明点がある場合にはメーカーと連携し、お客さまの疑問を解消するように努めています。
また、ベンダーごとに異なる設定や挙動を理解したうえで進めることが重要であり、その知識が正確なサポートにつながります。
このような取り組みは、ネットワークの安定性を維持し、業務の継続性を確保するために欠かせない役割です。
保守サポートで最も重要となる“障害対応”について、簡単ではありますが実際のフローで整理しました。
万が一トラブルが発生した際は、サポート部隊がこのフローに従い迅速に対応します。

ネットワーク保守サポートは、単なる「障害対応」だけではありません。
障害発生時の迅速な復旧、システムの安定性確保、そして運用支援による継続的な改善を通じて、企業のITインフラを守り、業務の止まらない環境を提供することが目的です。
私たちCSは、
・24時間365日の障害対応体制
・さまざまなメーカー連携による技術支援
・運用に関する疑問解消と提案
これらを通じて、お客さまのネットワークが「安心して使える状態」を維持するために尽力しています。
ネットワークは現代社会の活動の基盤です。その安定性を支えるのが、保守サポートの本質なのです。
2026年8月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
ネットワーキング事業部 DCネットワーク本部 ネットワークプロダクト部 山田 一星
※編集・執筆当時の記事のため、現在の情報と異なる場合があります。編集・執筆の時期については、記事末尾をご覧ください。