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2024年3月26日
株式会社 日立情報通信エンジニアリング

「ISO/SAE 21434 自動車−サイバーセキュリティエンジニアリング」
開発プロセス認証取得

株式会社 日立情報通信エンジニアリング(以下、当社)は、「ISO/SAE 21434:2021 自動車−サイバーセキュリティエンジニアリング」の国際規格に準拠した開発プロセス認証をSGS-TÜV Saar GmbH*1より取得したことをお知らせいたします。

長年にわたり自動車業界の設計開発を支援してきた当社は、これまでに蓄積してきた専門知識と豊富な経験を生かし、お客さまのニーズに合わせた技術開発と管理技術を提供することで、自動車業界において法規化されたサイバーセキュリティ対応要求に応えます。

*1
SGS-TÜV Saar GmbH:
ドイツの国家認定機関であるDAkkS(ドイツ評定評議会)より認定された4つのドイツ技術検査協会のうち、SGSがTÜV Saar と合弁会社として設立した企業。

 

サイバーセキュリティの重要性

自動車業界では、従来は物理的なセキュリティに重点を置いてきましたが、自動運転や電動化が進むにつれ車両の位置情報や遠隔監視・診断などでインターネット接続が一般的となり、サイバー攻撃の標的となる新たなリスクに直面しています。そして遠隔からの車両乗っ取りによる交通事故や盗難のリスクの高まりを背景に「サイバーセキュリティ」への対応要求が国連WP29*2により法規として制定されました。

国連WP29が 策定したサイバーセキュリティ法規UN-R155では、自動車関連製品の設計開発から保守・廃棄を含めたライフサイクル全体を通したセキュリティプロセスの構築と実施を求めています。このたび当社が認証取得した規格は、UN-R155の要求に対する有効なマネジメントシステムを規定しています。

*2
WP29:自動車基準調和世界フォーラム

 

専門知識と経験

当社は長年にわたり自動車業界の設計開発を支援し、その結果蓄積した専門知識と豊富な経験を生かし、自動車業界におけるサイバーセキュリティへの対応要求に応えます。また、ハードウェア、ソフトウェア、通信、ネットワークなどの、ものづくりに必要な多岐にわたる技術を有しており、自動車業界における幅広い開発領域を包括的に対応できます。

さらに、当社は2021年1月に自動車の機能安全規格「ISO 26262」に準拠した開発プロセス構築を完了し自己適合宣言*3を行い、お客さまの自動車製品開発における機能安全規格に準拠した開発支援をしています。

*3
自己適合宣言:自動車向け機能安全規格「ISO 26262」の自己適合宣言について

 

今後の展開

当社はこれからも「機能安全」と「サイバーセキュリティ」の両面から自動車関連製品に関するサービスを提供することにより、安全安心な社会の実現に貢献していきます。

 

「ISO/SAE 21434:2021 自動車−サイバーセキュリティエンジニアリング」開発プロセス認証書

認証書
認証書

 

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