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今どきの学びの場で資格を獲得
〜十数年ぶりのベンダー試験へのチャレンジ〜

人事総務本部 人事勤労部 寺西 美佳

キーワード

  • #教育
  • #資格取得
  • #学習
  • #体験記
はじめまして。人事総務本部にて社内教育を担当している寺西です。
主に社内の技術者向けに、教育機会の提供や資格取得の支援を行いつつ、自らも錆びないようにと、世の中のトレンド技術をぱたぱたと追いかけています。
人事総務部門では少しめずらしい技術系の人財かもしれません。
今回はそんな私が、久々十数年ぶりにベンダー試験に挑戦し、資格を得た体験記のご紹介です。

初級でも合格すると嬉しい

クラウド資格の「AWS Certified Cloud Practitioner」取得をめざし、十数年ぶりにベンダー試験対策の勉強をしてみました。初級なので自慢するほどのことではありませんが、合格できたことはやはり嬉しかったです。
達成感とともに自分に少し自信を持つことができました。

なぜ資格をとることにしたのか

そもそも旧所属部門にて、クラウド人財育成のために先陣を切って若手・中堅層に資格取得を推進する立場であったことや、クラウド市場の急成長によって、部課長クラスも全員資格取得が義務付けられたことがきっかけです。

どうやって学んだか

立場的にクラウド環境を実機で直接触ることは殆どありませんでした。
そこで、ベンダーが提供している無償のセミナーやeラーニングを活用し、基本概念を理解することに心掛けました。
また、ベンダーサイトに学習コンテンツが溢れていたので、無償コンテンツを有効活用しました。
あわせて紙の書籍を2冊、クラウド基本技術の辞書的な用途として購入しました。
今どきインターネットで検索すればいくらでも出てくる情報ですが、付箋・マーカー、さっと取り出して見る、昔ながらの使い慣れた手段であり、お守りのようなものです。
「さて、試験対策を具体的にどうするか?」 過去の他ベンダー資格の取得経験から、これまでのセミナーや書籍だけでは合格は難しいと感じていました。
そこで、既に資格を取得していた職場仲間の間で、口コミで広がっていた「Udemy™(*)」という学習プラットフォームを知り、早速、試してみることにしました。
直感で「これはイイ!」とすぐさま申し込みました。
*
Udemyは、Udemy, Inc.の商標である、学習プラットフォーム。
当社では社員が希望すれば、法人向けの「Udemy Business」を会社費用負担で利用可能。

今どきの学習ツール

「Udemy」は自発的に学ぶスタイルなので、自分次第でいかようにも学習できます。
また、紙や電子書籍と違って、教材が自動的に更新される特長を持っていることに驚きました。
「仕事が忙しくなって、しばらく放置していたら内容が古くなってしまっていた」なんて経験はありませんか?
もしも紙の書籍を購入して、しばらく放置している間に試験のバージョンアップがされたら書籍は買いなおしです。
Udemyのコンテンツは、対象の試験Verにあわせて、教材もタイムリーに更新されるケースが多いようです。
もちろん、今どきの学習プラットフォームなので、学習の進捗管理や理解度、弱点傾向の提示などの機能も備わっています。

AWS試験対策用のコンテンツ活用

提供されているコンテンツの中から、AWS試験対策用として人気の高いコンテンツを1つ選びました。 受講講座の試験問題は6セット。基本と応用に分かれていました。自分の状態から考えて、短期集中型の1か月程度で学んで合格をめざせるよう、学習スケジュールを組みました。
まず、最初に素の実力で解いた試験問題、正解率はなんと50%。正直言ってショックでした。
が、まぁ、こんなものとすぐに開き直りました。なぜなら、職場の先駆者たちも同じような道をたどったという話を聞いていたからです。
こういった学習スタイルは、仲間の情報がとても心強い応援歌であることを実感しました。
とにかく繰り返し問題を解いて復習することが一番の近道。
試験の合格ラインが70%なので、最低80%以上の正解率になるまで繰り返し問題を解きました。
間違えたところは、解説を何度も繰り返し読みました。ところが、読んではみるものの、十数年前と同じようには頭に入ってこない現実を突きつけられました。
どうしたら記憶に残るか、手書きで図式を書いたり、自分の言葉でポイントを書きだしてみたり。
「手を動かして書いて見て覚える。」自分の記憶に残る工夫を試みました。
学習時間としては、週末土日に模擬問題を1〜2セット通しで4〜6時間の集中学習、平日は、通勤などの時間を使って、過去の誤った問題を中心に解きながら、毎日問題に触れるようにしました。
2週間ぐらい経過したところで受験の申し込み。受験日が確定したことで、スパートのスイッチを入れなおし、予定していた1か月で学習をこなし、無事に合格することができました。

勢いのあるうちに、無謀にもAzureにもチャレンジ!

久しぶりの資格試験合格に気を良くした私は、Microsoft Azure の初級に相当する資格試験にも挑戦しました。
ここでもUdemyの講座を活用しました。
AWSとAzureの違いはあれども、基本的なところは同じ部分も多く、学習のコツをつかんだことで、「Microsoft Certified Azure Fundamentals」にも合格することができました。

さて、次のお題は?

やはり生成AI関連でしょうか。当社ではUdemyをはじめとし複数の学習プラットフォームが導入されており、学びの環境がとても充実しています。生成AIだけでなく、この先もまだまだ新しいことが出現する予感がしています。だからこそ、いつまでも学ぶことをやめられないのかもしれません。


執筆者の寺西 美佳さんと同じ職場のみなさん


2024年4月
株式会社 日立情報通信エンジニアリング
人事総務本部 人事勤労部 寺西 美佳



※記事の内容は、編集・執筆当時のものですので、現在の情報と異なる場合があります。 編集・執筆の時期については、それぞれの記事の末尾の名前の部分をご覧ください。