Works & Person 仕事と人を知る
Interview 05
ハードウェアエンジニア
効率性を追求する
AIチップの論理回路設計は
パズルの難問を
解くような楽しさがある
インタビュー記事
Profile
入社を決めた理由
さまざまな技術に触れられる事業領域や労働環境に魅力
学生時代はホログラム技術の研究室に所属しており、ホログラムの原理を学ぶだけでなく、さまざまな実験や開発を行っていました。特に熱中したのは3Dプロジェクタの開発です。私はハードウェアのチームに所属していたのですが、装置の筐体・機構・電子回路の設計をはじめ、プログラミングも含めて幅広く経験しました。
就職活動の際に当社を選んだのは、ソフトからハードまで扱う幅広い事業を展開しており、さまざまな技術に触れることができると考えたからです。また、同窓の先輩社員から、和やかな職場の雰囲気や福利厚生の手厚さなどについて聞いており、働くイメージが具体的に持てたことも、当社を志望する動機となりました。
現在の仕事
自動運転などに役立つエッジAI用AIチップの論理回路を設計

所属部署ではエッジAIの研究開発に携わっています。エッジAIとは、AIの情報処理をサーバー側ではなく装置側で行う仕組みのことです。例えば、自動運転において車のセンサーから得た情報をAIに処理させる場合、離れた場所にあるサーバーで処理するのと車側で処理するのとでは、後者のほうが最終的なアウトプットまでの時間を短縮できるなどのメリットがあります。私が担当しているのは、エッジAIに使われるAIチップの論理回路の設計・検証です。AIチップとは半導体チップの中でもAIの処理に最適化したものを指します。AIチップというハードウェアの設計・検証なので基盤に触ることもありますが、仕事の多くはPC上のツールを使って論理回路を書いたりプログラムを書いたりといった作業になります。
苦労とやりがい
より効率的なアルゴリズムを追求するのが難しくも面白い

AIチップの論理回路設計では、GPUよりも小さい基盤の中に回路をつくり、求められる機能を実現します。省エネ性なども求められるため、効率的な処理回路をつくることが重要です。「どのようなアルゴリズムで処理するのが最適か」を探るのは非常に頭を使う作業ですが、上司にアドバイスをもらいながら試行錯誤して取り組んでいます。
以前、AIチップを設計した際に、取引先から「回路規模を小さくしてほしい」という要望を出されたことがあります。それまでは、正しく動作する回路設計を重視していたため、冗長な回路を含んだ設計になっていました。しかし、この要望をきっかけに回路自体を見直し、最終的によりシンプルな回路を導き出すことに成功しました。そのように効率的な回路がつくれたときは、難しいパズルを解いたような達成感があります。
今後のビジョン
案件をまとめる力を身につけ、FPGAにも携わってみたい
入社当初の私はAIに関する知識が皆無でした。そのため、定例会議などで会話についていくだけで必死でした。そんな状況を改善するため、不明点はすぐに質問するようにし、さらに自主的に情報収集し知識を吸収していった結果、AIについての理解が深まり、会話にもついていけるようになりました。会議で自分なりの意見を発信できるようになったのは、一歩成長した部分です。
今後は上司に頼らなくても、一人で案件をまとめられるようになるのが目標です。また、先々は完成後に繰り返し回路を書き換えられるFPGAというチップの開発に携わってみたいとも考えています。AIの技術は急速に進化しており、5年後にはさらに多くの発展や改善が期待されます。その進化に取り残されないよう、常に新しい技術を学び続けていきたいと思います。
Interview こぼれ話
私の最初の仕事!
最初に携わったのはAIモデルの解析です。お客さまのAIモデルをチップ化するため、関数を四則演算に置き換えました。AIモデルを成り立たせている内部構造を知ることができ、AIチップを設計するうえでも非常に勉強になりました。
会社のここが推し!
時間単位で取得できる有休やフレックス制度が便利。短時間だけ仕事を抜けて私用を済ませるといったことが可能です。また、オフィス内にはアイスやお菓子を買って食べられる休憩スペースがあり、気分転換する際などによく利用しています。
ある一日のスケジュール
- 出社
- メールチェック・返信、当日の予定確認。
- チーム会議、検証など
- チーム内の会議で前日の進捗などを共有、担当している案件の検証を行う。
- 昼休憩
- チームメンバーと食堂でランチ、食後は携帯でバスケの試合を観戦。
- 設計
- 担当している案件の設計に集中して取り組む。
- 検証、新人のサポート
- 別の担当案件について検証、新人のサポートも随時行う。
- 退勤
- まっすぐ帰宅し夕飯を食べ、食後は動画でバスケの試合をチェックして過ごす。
職場・オフタイム紹介
上司とも気軽に雑談ができる雰囲気です。仕事では、上司のサポートを受けながら、早い段階から責任ある仕事に挑戦させてもらえます。
休日は大学時代の友人や他部署にいる同期と一緒に飲みに行っています。また、月に1〜2回は同僚たちとフットサルをして体を動かしています。