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株式会社 日立情報通信エンジニアリング

ICT@ETモノづくりNews Vol.14
研究者情報管理システム V6.0

〜教員(研究者)の研究・教育・社会活動などの業績管理を効率化、大学の教育情報公表にも利用可能〜

2013年1月

営業窓口

研究者情報管理システム

 2011年に、公的教育機関の社会への説明責任などを目的とした教育情報の公表施策として学校教育法が改正され、大学では教員(研究者)の学位・業績などの公表が義務化されました。また、研究者総覧データベース(ReaD&Researchmap*1)もサービス開始となり、大学は積極的な業績報告を教員に求めています。一方、教員は個人評価や各種申請などにもたびたび業績書を作成しており、業績入力作業の手間の削減や業績管理の効率化が大学と教員双方の課題になっています。

 当社の「研究者情報管理システム」は、教員の研究活動、教育活動、社会活動などの業績をデータベースに蓄積し、業績書の作成や教員評価システムとのデータ連携、入学希望者に向けた情報公開などに幅広く活用でき、業績管理を効率化できます。新バージョン6.0ではクラウドサービスもラインアップし、スマートな導入・ご利用が可能になりました。

 「研究者情報管理システム」を使って教員の“知の資産”をスピード発信することで、大学の知的価値向上を支援します。

*1
ReaD&Researchmap:科学技術振興機構(JST)が運営する「ReaD」と、国立情報学研究所(NII)が運営する「Researchmap」を統合した研究者総覧データベース。

お問い合わせ

資料請求・お見積もり・ご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

研究者情報管理システムの概要

教員(研究者)の業績をデータベース化し、情報公開や帳票作成に活用

 2011年4月の学校教育法改正により、大学では教員が保有する学位および研究、教育、社会活動などの業績を公表することが義務化されました。教員は研究や教育、社会活動などさまざまな活動を行っており、教員本人が業績情報の入力を行います。しかしながら、大学の教員紹介ホームページや研究者総覧データベース(ReaD&Researchmap)、研究費申請、個人評価など、同じデータを異なる帳票に入力する業務が度重なり、教員の大きな負担になっています。大学にとっても、さまざまな学部・学科・研究室に所属する教員の膨大な業績情報を一元的に管理するのは困難で、効率的な業績情報の収集・管理が課題に挙げられていました。

 このような課題を抱える大学に向けて当社がご提供するソリューションが、「研究者情報管理システム」を用いた業績管理の効率向上です。「研究者情報管理システム」は、教員の業績情報をプロフィールとともにデータベース化し、一元管理できます。また、そのデータを用いて、学外公開用Webページの作成やReaD&Researchmapとのデータ交換、さらに利用目的に応じた帳票の出力など業績情報の活用が簡単にできるため、教員は業績報告書類を提出先ごとに作成する頻度が少なくなり作業効率を向上できます。また学校側は個別に業績を収集することなく、データベースに蓄積された業績情報や集計情報をいつでも取得し、有効活用できます。

 今回の新バージョン(V6.0)では、2012年9月に発行されたReaD&Researchmapの新データ交換様式への対応をサポートするとともに、以前のバージョンでは一部カスタマイズが必要であった機能も標準機能としてパッケージ化しました。さらに大学の既存システムと連携できるよう、「研究者情報管理システム」のインタフェースの自由度を高めました。

 一方、カスタマイズは不要で手軽にスタートしたい大学向けにクラウドサービスのご提供も開始しました。クラウドサービスは、サーバ運用管理の負荷がなく月額固定料金でご利用いただけるため、大きな初期投資額を必要とせずに導入いただけるのが特長です。本サービスは、日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」のメニューの1つとしてラインアップしています。

 「研究者情報管理システム」を用いた業績情報の一元管理・活用により、大学の“知の資産”の有効活用にお役立ていただけます。



研究者情報管理システム概要図
研究者情報管理システム概要図



特長

(1)使いやすい操作性

入力項目単位にガイドラインを表示したシンプルで入力しやすい画面構成により、情報の登録をサポートします。

(2)登録情報の多目的活用

ReaD&Researchmapデータ交換システムのフォーマットに準拠しており、簡単な操作で登録情報からReaD&Researchmap提供用ファイルを作成できます。また、登録情報を手軽に取り出して、文部科学省や各種評価機関への提出用ファイルの作成および情報公開に利用できます。

(3)システムの拡張性

大学独自の情報を蓄積したい場合には、Webブラウザから情報登録用の画面を追加できます。

(4)英語画面を標準装備(標準版のみ)

登録画面には日本語と英語の画面をご用意しており、いつでも切り替えることができます。

(5)クラウドサービスも提供

サーバ資産が不要で、短期間で導入できる月額課金のWebサービスです。サービス利用料に問い合わせサポート費用やサーバ管理費用が含まれているので、低コストで運用できます。

適用事例など

オンプレミス(自校の施設内にITシステムを導入・設置して運用すること)

【A大学様ほか】 教員紹介システムと評価システムを連携して業務を効率化

教員紹介システムと教員評価システムを連携させて業務を効率化

 A大学様では、教員紹介システムや研究者総覧データベース ReaD&Researchmapの業績登録を教員が実施しており、入力作業の効率化が課題になっていました。

 「研究者情報管理システム」は、業績公開やReaD&Researchmapとのデータ交換などA大学様がご希望の機能を標準で実現できることが評価され、ご採用いただきました。またA大学様のご要望により、教員評価システムとの連携機能を追加することで教員の入力作業の手間を減らすことができ、さらなる業務効率向上に貢献できました。

導入前 導入後
業績情報の作成が重複し、大学・研究者双方の負担になっていた。 業績をシステムに登録するだけで公開・帳票・データ出力に対応。

【B大学様ほか】 研究室ホームページと研究者情報、論文データを相互リンク

研究室ホームページと研究者情報、論文データを相互リンク

 B大学様では、研究室のホームページは各研究室で、論文等の電子データは図書館の機関リポジトリ*2で管理・運用していました。

 B大学様の学校ホームページに教員紹介ページを追加するにあたり、研究者の業績情報を一括管理・運用でき、Webでの情報公開も簡単に実施できる「研究者情報管理システム」をご採用いただきました。B大学様のご要望により、教員紹介ページと研究室ホームページ、論文データベースの相互リンクを実現できるようカスタマイズを行いました。分散しているコンテンツを連携させることで、さまざまなルートで活動業績を参照できるようになりました。

*2
機関リポジトリ:論文・学術雑誌などのアーカイブシステム。
導入前 導入後
研究者情報や論文データ等が学内システムに分散していた。 業績情報を一元管理し、知的コンテンツのスムーズな連携を実現。

【C大学様ほか】 かさばる業績集を電子化し、WebページやCD-ROMで提供

かさばる業績集を電子化し、WebページやCD-ROMで提供

 C大学様では定期的に、大学認証評価受査のための教員業績資料集を作成しています。従来は、年次業績集の原稿を教員個別に作成依頼・回収し、厚さ2〜3cmになる冊子に印刷していました。

 「研究者情報管理システム」を導入いただいたことで、業績情報をデータベースから出力できるようになり、収集業務の効率向上と、業績集のCD-ROM化による経費削減を図ることができました。

導入前 導入後
教員業績資料集を作成するため、原稿を個別に依頼・回収し、印刷。 データベースから教員の業績情報を出力し、業績資料集をCD-ROMで配布。

日立製作所“大学向けトータルシステム”のサブシステムとして提供

 

  • 日立製作所 大学向けWeb型図書館システム「UNIPROVE/LS」との連携
  • ポータルシステムとの連携によるシングルサインオンの実現
  • 学内の事務系システム、情報系システム、サーバ設備やネットワーク環境など総合システム案件におけるサブシステム

カスタマイズにより多様な業務系・情報系システムとの連携

 

  • 学内統合認証システムとの連携
  • 人事システムとの連携
  • シラバスシステムとの連携
  • 特許システムとの連携

クラウドサービス

【中小規模大学向けの適用例】 大きな初期投資を必要とせずにスムーズに導入可能

大きな初期投資を必要とせずにスムーズに導入可能

 「研究者情報管理システム」 クラウドサービスは、国内データセンタを利用した業績情報管理のサービスです。サーバ購入費やシステム構築費、問い合わせサポート費用などは月額利用料に含まれているため、オンプレミスのような大きな初期投資がなくてもご利用いただけます。自校へサーバ機器などの設置・工事をすることもないので、オンプレミスに比べて短期間でご利用開始できることもメリットです。

 クラウドサービスは、教員の研究・教育・社会活動などの業績登録や情報公開機能をご利用いただけるため、業績管理の効率化はもちろん、学位・業績情報の公表義務化への早期対応が可能です。

 教員数100名規模の某大学様では、教員学位・業績情報の公開義務化への対応のため、各教員に業績情報の提出を求めていましたが、ExcelやPDFなど多様な形式で提出されたデータの管理工数が膨大になっていました。業績情報管理のITシステム化・自動化を検討するにあたり、大きな初期投資を必要とせずにスムーズに導入できる業績データ公開システムを探していました。「研究者情報管理システム」のクラウドサービスのご利用を検討いただいています。

当社の大学向けソリューション

充実した機能ときめ細かなサービスで、お客さまに最適なソリューションを提供

 当社は「研究者情報管理システム」を、大学向けソリューションとして2000年にリリースして以来、文部科学省の帳票更新などに合わせて機能の拡充と操作性の向上を図り、基本性能を充実させてきました。お客さま個別のご要望にはカスタマイズで対応するとともに、導入にともなうきめ細かなサービスを提供しており、スムーズに運用を開始できるとご満足をいただいています。今回のバージョン6.0よりクラウドサービスの提供も開始し、より多くの大学にとって価値のあるソリューションとなることを目指しています。

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