インタビュー

私が開発している組込ソフトウェアとは、名前の通りさまざまな機器に組込まれて特定の機能を提供する小さな電子回路です。皆さんがお馴染みのスマートフォンやデジタルカメラなどでも、組込ソフトウェアが活躍しており、いまや製品の機能を決定しているのはハードというよりはソフトであるといっても良いかも知れません。
例えば、外出先から家電品や住宅設備に指示を与えて、帰宅前に室温を調整したり調理をしたり、運転中の車が運転者の疲労度を察知して、休憩を促したり…。私たちを取り巻くあらゆるモノや設備がインターネットに繋がり、お互いに協調して動くIoT(Internet of Things)によって、子供の頃「夢物語」だったことが、どんどん現実に変わっています。
そんな未来を作るのが、私たち技術者の仕事なのです。いつまでも夢を描く想像力を、大切にしていきたいと思います。

ある日のスケジュール

9:15
出社
9:30
自分で淹れたコーヒーを飲みながらメールチェック、今日のスケジュールの確認
10:00
設計、実装、テスト、レビューなど
11:30
午後の定例会議への報告内容まとめ
12:15
ランチタイム
13:00
お客さまとオンライン会議
15:00
定例会議。プロジェクトの作業計画検討
16:00
設計、実装、テスト、レビューなど
18:00
本日の作業の振り返りの後、退社

先輩への質問

目標とする先輩は?
入社二年目、スケジュールが押し迫った段階で大きなバグが発見されるアクシデントがありました。別の部署から支援で入った先輩が、初めての案件にもかかわらず現状分析〜解決案策定までを迅速に実行。圧倒的なリーダーシップで采配を振るい、事なきを得ました。難問に出会うたびに「あの先輩ならどうするだろう?」と考えて解決策を探っています。
仕事をする上で大切にしていることは?
「相手に自分の考えを伝える難しさ」を痛感しています。指示を受けるだけでなく、自分からも意見を出し、さらに優れた施策を生み出す努力を重ねる過程でその案件が磨かれ、自分自身の成長も生まれるのです。そして、その経験を次の案件にも活かす…。そんな生産的なスパイラルな取り組み方で、最適なソリューションを生みだしていきたいですね。

学生の皆さんへのメッセージ

当社はエンジニアリング企業ですから、当然技術力が不可欠です。しかし、志望時点で多くが求められるわけではありません。実際に配属され、仕事を任された時に「いま求められている技術を確実に身に着けること」が大切なのです。そこで最大の戦力となるのは、好奇心と向上心を原動力に「学ぼうとする姿勢」を燃やし続けるマインドと行動力です。