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このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、 営業窓口からご確認ください。

2014年10月16日
株式会社 日立情報通信エンジニアリング

日立スマート情報 Intelligent Operations Suiteラインアップ
国際標準規格IEEE1888に準拠し、さまざまなサービス・機器を柔軟に接続する
「M2M情報収集ソリューション」を提供開始

ビル・工場設備監視や交通・流通向けなどのM2Mシステム構築をトータルに支援

株式会社 日立情報通信エンジニアリング(代表取締役社長:小菅 稔、本社:神奈川県横浜市)は、国際標準規格IEEE1888の採用により、既存の機器・センサー類と、データ利活用や見える化などの各種サービスとのシームレスな接続を実現し、ビル・工場や交通・流通向けに、機器・設備監視などを目的としたM2M*1システムを迅速に構築する「M2M情報収集ソリューション」を本日より販売します。なお、本ソリューションのプラットフォームである「M2M情報収集基盤」は、日立のスマート情報のIT基盤群であるIntelligent Operations Suiteのラインアップの一つとしても提供していきます。

*1
M2M:Machine to Machine

本ソリューションは、各種サービスと各種機器・センサー類をつなぐ「M2M情報収集基盤」、およびM2Mシステムの構築をトータルに支援する3つのサービス「コンサルティングサービス」、「システム設計・構築サービス」、「保守・運用サービス」を提供いたします。


「M2M情報収集ソリューション」概念図

本ソリューションのプラットフォームである「M2M情報収集基盤」は、汎用サーバー製品、市販ゲートウェイ装置、それらを制御するソフトウェア、およびデータベースで構成します。ソフトウェアは、国際標準規格IEEE1888に準拠し、センサー類のデータ収集はもちろん、設備・機器を制御することが可能で、各種サービスと各種機器・センサー類の双方向通信が必要なM2Mシステムへも適用できます。また、OSGi*2フレームワークのバンドルとして提供するため、マルチベンダー・マルチプロトコルに柔軟に対応します。

*2
OSGi:Open Services Gateway initiative

この「M2M情報収集基盤」に加えて、(1)お客さまのご要望に沿ったシステム検討・運用仕様策定を支援する「コンサルティングサービス」、(2)お客さまのご要件に応じた機器選定・各種情報の統合などM2Mシステムの導入を支援する「システム設計・構築サービス」、(3)機器・システムの保守や収集データを基にした統計レポート作成・運用改善提案などを提供する「保守・運用サービス」、の3つのサービスを提供することで、お客さまのM2Mシステム導入・構築・運用をトータルに支援します。

M2M市場は、1980年代後半から産業分野におけるインフラ機器の監視など、特定分野を対象にして発展してきました。近年では、社会インフラを支えるさまざまな分野での活用が期待されておりますが、導入容易性、適用分野の拡大、情報の相互連携が課題となっています。

当社は、この課題を解決するために、日立グループの製品・サービスと連携したM2Mシステムを提供してきました。特に、当社中井開発センタや(株)日立製作所 日立大森第2別館へ導入したオフィスビル向け省エネルギーシステムなどのM2Mシステム構築では、既存の設備やシステムを有機的に接続し、新規の機器導入を最小限に抑えることで容易な導入を実現しました。さらに、さまざまなセンサーから収集したデータの分析結果をもとに、空調関連設備を迅速に制御することで、オフィスの快適性を損なわずに省エネルギーを実現するシステムを提供し、BEMS*3の構築を支援しました。これらの経験とノウハウを活かし、本ソリューションを開発しました。

*3
BEMS:Building Energy Management System

「M2M情報収集ソリューション」は、既存の設備・機器・センサー類のデータを統合し、それらのデータを利活用するさまざまなサービスとシームレスに接続することで、多様なM2Mシステムを迅速に構築することができます。ビルや商業施設などのエネルギー分野から、設備・製造分野や医療分野などへ順次拡大していきます。本ソリューションを提供することで、さまざまな分野で展開されている垂直型サービス間の相互連携をさらに強め、日立グループの社会イノベーション事業に広く貢献していきます。

「M2M情報収集ソリューション」の特長

(1) 導入容易性

「M2M情報収集基盤」を活用すると、システムの構築に際して、お客さまが保有している既存のインフラ設備・機器・センサー類を流用できるため、過去の投資を有効に活用できます。
「M2M情報収集基盤」のソフトウェアは移植性に優れており、お客さまの要件に合った市販ゲートウェイ装置と組み合わせた提供が可能です。また、OSGiフレームワークを採用しているため、センサー種別の追加やセンサー数の増加に対して容易な追加・拡張対応ができ、大幅なシステム改修をすることなく、段階的なシステム拡張が可能です。これにより、本格稼働の前に限定した範囲でのスモールスタートが可能になります。

(2) 広範な応用分野

「M2M情報収集基盤」はインターネットと親和性の高いIEEE1888を採用しているため、さまざまなサービスとシームレスに接続することができ、広範な分野のM2Mシステムを構築することができます。また、中小規模施設や大規模ビルから、隔地の複数拠点に跨った広域での情報収集・制御など、容易なシステム拡張が可能です。

(3) 情報の相互連携

「M2M情報収集基盤」はWebサービスを意識したデータセントリックなアーキテクチャーとなっており、多種の収集情報を「M2M情報収集基盤」のデータベースに蓄積できます。蓄積したデータを利活用するさまざまなサービスとシームレスに接続することで異なるシステム間の情報の相互連携が可能です。
例えば空調管理システムに適用した場合は、空調設備から収集した室温などの情報と設備稼働情報を連携することで、省エネルギー管理だけでなく、空調設備のメンテナンスも含めた統合設備管理が可能になります。また、温度・湿度・CO2などの環境センサー情報、在室人数、天気予報などの情報から、省エネルギーと快適性を両立する運転計画の自動生成など空調管理システムにおける新たな価値を創出できます。

サービスメニュー

サービス名 内容
コンサルティングサービス
  • お客さまのご要望に沿ったシステムの検討、運用仕様の策定を支援します。
システム構築・設計サービス
  • お客さまのご要件に応じた各種センサー等の機器選定、各種情報の統合などM2Mシステムの導入を支援します。
  • システム要望に従ってアプリケーション開発を行い、見える化・機器制御等の機能を提供します。
保守・運用サービス
  • 導入機器・システムの定期保守・運用管理を支援します。
  • 収集したデータを基に統計レポートの作成や運用改善を支援します。

当社の「M2M情報収集ソリューション」に関するホームページ

日立の「Intelligent Operations(スマート情報)」に関するホームページ

問い合わせ先

お問い合わせをいただく前に、「個人情報保護に関して」をお読みいただき、記載されている内容に関してご同意いただく必要があります。ご同意いただける場合、本問い合わせ先までご連絡ください。なお、ご連絡いただいた個人情報は、お問い合わせに回答した時点で消去し、当社が保有することはありません。

お客さまお問い合わせ先

株式会社 日立情報通信エンジニアリング
新事業推進センタ [担当:柏原]
〒220-6122
神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番3号 クイーンズタワーB 22F
電話:050-3135-4947 (直通)

報道機関お問い合わせ先

株式会社 日立情報通信エンジニアリング
経営・事業企画本部 企画部[担当:中村]
〒220-6122
神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番3号 クイーンズタワーB 22F
電話:050-3163-5726 (直通)

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